一目均衡表の雲の見方 [FX]
【雲は投資家の心理】
では一目均衡表の最大のポイントである雲について
見てみましょう。
雲は先行スパン1と先行スパン2の間に形成されるものです。
この雲は、見事というほどにローソク足の支持線や抵抗線に
なってくれるのです。
なぜそうなるかというと、この雲は先行スパンからもわかるように、
以前に取引した人のポジションの残高水準を表しているんですね。
つまり買いポジションをもっている人が多ければ、相場が下がって
ほしくないと思う人がたくさんいるわけです。
そういった投資家たちの心理を表すかように相場を支持する
雲が形成されるのです。
逆の場合も同じです。売りポジションをもっている人が
たくさんいるために、相場が上がってほしくないと思う人が
たくさんいるわけです。
だから、相場の抵抗となるような雲が形成されるのです。
雲とは過去のデータから未来の投資家の心理を的確に表
している非常に優れた存在なのです。
【 雲の厚さ = 支持・抵抗の強さ 】
雲の概念がわかればチャートの雲の見方もわかりますよね。
雲がローソク足の上にあれば、その雲が強い抵抗となって
相場をおさえつけます。
また雲がローソク足の下にあれば、その雲が強い支持となって
相場をささえます。
その雲が厚ければ厚いほど、そっちに行ってほしくない
投資家たちがいっぱいいるということで強い抵抗となるのです。
雲の厚さ=抵抗・支持の強さということです。逆に相場の転換点などの、
雲が薄いところでは結構カンタンに雲を突き抜けることがあります。
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