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501日間の火星往復計画、乗組員は「夫婦が望ましい」 [国際ニュース]

[ケープカナベラル(米フロリダ州) 27日 ロイター] 世界初の宇宙旅行者デニス・チトー氏が設立した非営利団体が27日、501日間の火星往復ミッションの計画を明らかにした。2018年に打ち上げを予定し、乗組員は男女1人ずつ、できれば夫婦が望ましいとしている。

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この有人火星往復プロジェクトは、総コストが10億ドル(約924億円)超になると見込まれるが、寄付金やスポンサーからの支援など民間資金でまかなう予定。チトー氏は、生命維持システムなど基幹技術の開発を始めるための準備費用を2年分用意するとしている。同氏は2001年、2000万ドルを払って国際宇宙ステーション(ISS)を訪問し、史上初の民間人宇宙旅行者となっていた。

スペースシャトルが退役して以降、米国で稼働している有人宇宙船はないが、現在複数の開発計画が進んでおり、2017年までには再び宇宙飛行が可能になるとみられている。

一方、地球と火星の軌道の関係から、火星が次に地球に接近するのは2018年。その貴重なタイミングを逃すと501日間で往復できる機会は、2031年まで待たなくてはならない。チトー氏らは「競争相手が多くなる」2031年を待たずにミッションを成功させたい考え。

開発される宇宙船は、生命維持装置など必要最低限の装備になる予定で、乗組員2人のための居住スペースは17立方メートル程度。狭い空間で1年半に及ぶ長旅を乗り切れるよう、計画では、乗組員は男女夫婦が望ましいとしている。

打ち上げ予定は2018年1月5日。228日をかけて火星まで行き、その後、273日をかけて地球に帰還する。

プロジェクトの最高技術責任者、テーバー・マッカラム氏は「かなり切り詰めたミッションになるだろう」とし、「何か間違いが起これば、乗組員が帰ってくることはない」と語っている。


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